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会社沿革 (Company History) 創業者 高木治助は代々造船職の家の4代目として生まれ明治43年(1910年)3月、先代(秋蔵)と共に個人経営として高木造船所を設立し、同年1番船として建造した「八幡丸」は、民間船としては、静岡県下最初の動力漁船となりました。その後も、遠洋漁船「弁天丸」は、静岡県下最初の農林省補助金を受け、その技術は造船界の注目を集め該船を参考に広く遠洋漁船関係者の技術向上に寄与することとなり、県内造船所の先駆的な建造事業を行ってきました。 その後、治助は広く科学的技術の採り入れと諸外国造船の研究を目的として大正時代初期アメリカ合衆国に渡り、約5年間シアトルの造船所にて造船技術の研鑽に務め、帰国後、そこで培われた技術をもって遠洋漁船の建造、修理に専念いたしました。 治助 渡米当時(大正初期)のシアトルの造船所 その後、第2次戦時下では、戦時計画造船のため、近隣各造船所を企業合同し、同社の取締役社長として、貨物船などの建造に従事いたしました。 戦後、再び弊社に復し、漁船復興の一翼を担い、その建造実績は静岡県下有数の一に挙げられました。また、昭和23年竣工の「恵比寿丸」は、漁船では初めて「クルーザースタン」を採用をし、その性能は広く名声を博しました。 その後、昭和24年(1949年)3月に資本金を壱百萬円に増資するとともに株式会社 高木造船所に改称し、その後も漁船、貨物船、旅客船、タンカー、防災船などあらゆる船舶の建造を行ってきました。 また、先代社長の高木国義は、弊社、会社の経営に携わりながらも、昭和35年より水産庁の嘱託講師に任命され、全国の造船技術者養成のための技術講習に廻り、造船技術者の養成に長年寄与いたしました。 その後も木造船から鋼船、FRP船とその時代に則した船を建造し、各種漁船、貨物バージ、タンカー、消防船、クルーザー、屋形船からカヌーやカヤック、ボートまで幅広い船の建造にあたり、その建造実績は数百隻にのぼります。 平成4年3月に、エンジンなどの通商部門増設にともない、社名を「株式会社 タカギ」と改称いたしました。また、近年では、屋形船なども多く建造し、それまでは、キリヅマ(三角)屋根ばかりであった屋形船の形状を、弊社が初めてオーニング(屋根)の上にも乗れるようプロムナードデッキを新設し、新たな屋形船の楽しみ方ができるよう屋形船業界に新風を吹き込みました。 屋根の上に、初めてプロムナードデッキ(遊歩甲板)を設置した屋形船 陸上部門では、建築物の防水工事やシリコーンゴムやFRPなどを使った造形物の製作なども行ってきております。 現社長の高木淳は、タイ(バンコク)の『EDOMAE SHIPYARD BANGKOK』の造船工場の新設に尽力し、現在でもタイ工場の技術コンサルティングも行っており、また、フィリピンや中国の造船工場とも技術提携をして、小さいながらも国際貢献のできる造船所を目指して日々、努力いたしております。 会社住所: 静岡県賀茂郡松崎町道部816の42 社 名 : 株式会社 タ カ ギ 代表者: 代表取締役 高木 淳 資本金: 1,000万円 電 話: 0558−42−1229 FAX : 0558−42−1230 携帯(高木):090−8079−1712 E−Mail: takagi.a@estate.ocn.ne.jp |
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